子供・幼児の吃音症(どもり)
【精神的ストレス】
幼児期の過剰な精神的ストレスのはけ口、またはその警告として吃音が発生することがあるようですが、
これが今一番吃音の原因となっていと考えられています。
自分の希望ややりたいことがあっても親の置かれた立場や環境から、
それができない状況にあることを子供ながらに悟ったとき、小さな心の中で葛藤が生まれます。
わがまま言ってしまえば問題はないと思われますが、
それが言えない心優しい子供が吃音になるのかもしれません。
【発育時の対人関係】
幼稚園や学校に行き出すと、多くの人々とコミュニケーションをとるようになり、
社会生活を経験することにより言語機能が発達していきます。
そして、その社会生活において多くの人達と接するようになると、
自分の考え方だけで物事をすすめることはできなくなります。
子供は成長とともに、そのような社会生活に対応し順応していくことになりますが、
順応できない場合に吃音が発生するとも考えられています。
対人関係では、コミュニケーションの手段として、会話が大きな役割を持ちますが、
言葉は人間が持つ能力の中でも非常に高度なものです。
それゆえ,ここにその影響が現れやすいと考えられています。
【 性 格 】
性格によっても吃音になりやすいとも言われています。
・あがり症・心配性・恐怖症・気が弱い・さびしがりや・恥ずかしがりや・赤面症・まじめ
感受性が強い・傷つきやすい・・・など
このような性格が、幼児期から子供の時代にとくに敏感に作用して吃音を発生させます。
年をとるに従って鈍感になる性格もあるので、年とともに吃音が軽くなることも多いようです。
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